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喫茶去庵日記7月4日

夏至が過ぎて7月2日から七夕の7月7日までの5日間は半夏生(はんげしょう)の頃になります。雑節の一つで、この頃に半夏生と呼ばれるカタシロクサの葉の一部が白く化粧したようになります。半分化粧したように見えるので半化粧とも言われます。我が家の半化粧は残念ながら未だ化粧が済んでいません~どうしたのでしょうか?もしかすると、期待して毎日私が見ているので、恥ずかしいのでしょうか?半夏生の頃は、一年で最も昼間の時間が長いそうで、いろんなことが出来る可能性がありますね。また、関西では「蛸」を食べる習慣があるようですが、私は知りませんでした。この頃までに田植えを終わらせるので「稲が四方八方根を張り巡らせてしっかり成長するように」とのことだそうです。早速、今夜は大好物の蛸を肴に美味しいお酒を飲みたいものです。さて、そんな半夏生の頃の茶の湯の「道具取り合わせ」を考えてみました。風炉の時期は、いろんな風炉を使って楽しむことが出来ますので、今日は「切掛風炉」にしてみました。土風炉などの様にどっしりとせず、足元の空間が涼しそうに感じます。棚は木地の「溜精棚」(棚の左側は下地窓の様に柄杓の柄で作られています)に、水指は「義山ぎやまん(ガラス)、水玉と草の幾何学模様」を合わせ、茶碗は同じく「義山ぎやまん(ガラス)、笹にホタルの絵(サンドブラスト)」、「洗い茶巾」の形にして更に涼しげに、薄茶器は遠山蒔絵の棗、蓋置は青楓(あおかえで)~今、楓の緑がとても綺麗ですね!、建水は「染付の桶側」、床の花は庭に咲いた「桔梗」で涼しげと紫の気品を!さあ~どうぞお点前を!お客様か茶道教室の生徒もお点前してくれると良いのですが・・・・・

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