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喫茶去庵日記9月5日

「2度目の梅雨」が相応しいような長雨が漸くあがって、今日は陽の光が眩しく久し振りの青空を見上げてしまいました。雲は鱗雲の様に東の空から西の空に広がって秋空を感じます。長雨の最中に夏が過ぎて秋になってしまったのでしょうか?気温もそれほど上がらず、セミの鳴き声も「ツクツクボウシ」のおーしつくつくと「ヒグラシ」のカナカナカナが聞こえています。「カナカナカナ」はそのままですが、「ツクツクボウシ」は、私は「おーしつくつく」と聞こえるのですが、他の人の中には、名前の通り「つくつくほーし」と聞こえる人もいるようです。鳥の聞きなしも人によって聞こえ方が違うようで面白く感じます。昨晩は我が庵の庭でも虫の声が沢山聞こえました。コオロギの声は聞こえますが、他の虫の鳴き声が良く判りません。キリギリスやスイッチョンも聞こえず、ただ、リンリンリンと細い鳴き声が広がって聞こえていました。鈴虫とは違うようで、昔はいなかった外来種なのでしょうか?本当に秋になったのですね~秋の代表に、私は「尾花」を挙げます。ススキ(芒)ですが、やはり尾花と呼んだ方が素敵に感じます。野原に群生して風に揺らぐ姿は正に「秋」を感じますね~昨日、我が庵の駐車場に大きな株を作って群生している斑入りの「矢筈尾花」を籠に生けてみました。通常の生け方より背を高くして生けました。床の中で籠とのバランスは悪いのですが、これの方が野にあるように感じて私は好きです。コロナが去ってゆっくりと尾花を眺め、虫の声を静かに聞いて楽しみたいですね!

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