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喫茶去庵日記1月7日

1月7日は「七草」、正月の間に食べたお節やお酒などで痛めた胃の負担を軽くするなどの意味で「七草粥」を食べる習慣があります。当然のことながら、これらも中国大陸からやってきたものでしょうが、日本でも長く続いていることから、我々にとってとても良いことなのだと思います。草々、当庵でも「七草粥」をいただきました。確かに、滅茶苦茶美味しいという訳ではありませんが、野菜大好き人間の私にとっては何とも味わいのある食べ物です。それに、長い間、風習として続いてきたものと思うと、何やら神秘的なものを感じ、胃の中から身体全体にぴしっとした感触が伝わってくるような気がしました。七草は、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」って覚えるんだそうですが、野菜になっているものと、野べにある野草の集まりです。最近では「七草粥」用に栽培されているものを食べているのですが、基本的には田んぼや畑に生えてくるものですから、食用には問題なく、身体にも優しく良いものだと思います。 神秘的なものを食べた後は、毎年ではありませんが正月三が日の後でお参りしている生駒山の「宝山寺」に行きました。宝山寺へお参りする時はほぼ毎回のように境内には雪が残っていることが多いのですが、今年は温暖化なのでしょうか?全く雪の姿も凍ってもなく、いつも滑ってしまう石畳や石段もスムースに歩くことが出来て、ついつい、多宝塔、大師堂から奥の院へと足が向いてしまいました。多宝塔から見下ろす伽藍や木々の向こうに生駒市街、その先に春日の山々が見渡せてとても良い気分になれました。聖天さんの裏に岩壁のようにそびえる岩山に岩窟の般若窟が見えて、その中に「虚空蔵菩薩像」が座しています。役行者や弘法大師、湛海律師などがここで修行したとのことです。このような実際に修行をした場所を見ると、自ずと手を合わせてしまうのはなぜでしょうか?神や仏と出会うと、突端に手が自然に動いていきます。不思議なものですね!今年も、元旦の初詣に始まり今日の宝山寺、とても神聖で身体が清められたように感じます。来年は、往復石段の参道を歩いてお参りしようと思います!?(凄い決意です?無理でしょうね~駐車場から奥の院までの石段だけでもかなり足にきました!)

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