月別アーカイブ: 3月 2022

喫茶去庵日記3月30日

喫茶去庵の庭では、桜があと1,2日で満開となりそうです。モクレンは直ぐに散ってしまいますが~既に満開、ボケも真っ赤な花を沢山付けて満開に、加えて、アケビの可愛らしい花達も小さな鈴が沢山下がっているように咲き出しました!3月弥生もあと2日、茶室ではつり釜が用意され趣のある設えになって茶の湯を楽しみました。4月は、卯月、晩春、花残り月とも言います。いよいよ炉も終わりの月となり少し寂しい気がしています。そんな名残りの茶室は炉壇に拍子木のような透木を置きその上に透木釜(羽のついた大振りの釜)をのせます。もう気温も高くなって、これ以上お客様に炭の火を見せず、かつ部屋の温度も上げないようにとの心づくしです。難しいのは床の「花」ですね~外は多くの花が咲き誇っていましたから、お床には少しおとなし気なものが良いのでしょうか?どうぞ皆さんご来庵いただき、炉も花も楽しんで下さい。

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喫茶去庵日記3月11日

ご近所の花たちよりも幾分遅咲きの我が庵の梅もボケも漸く花を咲かせました!急に暖かくなって、正に春になってきました。毎年、騒がしく鳴き続けるウグイスも2日には初鳴き、今日はまだ上手く鳴けずに「ほーっけきょ」とか「ほーっすいっちょん」?とか何だか昆虫のような鳴き声ですが朝早くから鳴いています。これから、毎日、騒がしいほど鳴き続けます。きっと、良きパートナーを得ようと頑張っているのでしょうね? 本日のお客様は、神戸から男性2女性1,3名の仲良し大学生でしょうか?茶会体験をご希望でしたが、他のご予約が入っていて時間が取れないので申し訳ないのですが、抹茶をご自分で点てていただく体験にしていただきました。慣れない正座をしながらお点前の一部も正式に行いながら~もう大変!お茶は点てたいが足がしびれて立て膝にしたり正座にしたり、でも三人共、上手に点てて満足顔で美味しそうに飲んでいました~お疲れ様でしたね。その後は、埼玉県からお見えになった母娘(ご姉妹かと思いました)、二月堂のお松明を観に来られて、喫茶去庵の体験を見つけて、やはりご自分で抹茶を点ててみる「点茶体験」をしていただきました。すごく仲の良い母娘で心が和みます。でも、普段味わえない「和」の世界に喜んでいただきました。夕方は、こちらも母娘で、正式な形でお茶を点てお客様をもてなす「点前」の「薄茶棚点前」を炉でやっていただきました。お嬢様はなんと4年生、かなり長い時間正座を続けて、尚且つ、点前も難しいのに私の点前の真似をしながら、しっかりとやってくれました。とてもお茶に興味があるようで、熱心に私の説明に真剣に聞き入ってくれました!また、来て下さいね~今度は茶会を正式に体験して下さい。本当に皆さん楽しく体験されていました!幸せ、幸せ!

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喫茶去庵日記3月3日

弥生の日の出です!春がやってきましたね~炉の季節もあと二か月となって炭も軽やかにして、釣釜になります。今日は桃の節句(雛祭り)です。釣釜は曲線の綺麗な鶴首釜に、茶碗は春を表す、貝合わせに紅白梅、青海波に海松の絵、替え茶碗は雛祭り絵を、蓋置も雪洞にして祭りを華やかに、また、朱漆に束ね熨斗蒔絵の大平棗を合わせて節句のお祝いに、水指は祥瑞四君子で更に祝いを盛り上げます。残念ながら、良い桃の花が近くで手に入らず、少し細く花も寂しいものですが、菜の花を一緒に生けました。こんなお道具の取り合わせをしていると、何か華やいできて楽しいい気分になりました。素敵な雛祭りになりました。

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