月別アーカイブ: 7月 2021

喫茶去庵日記7月19日

長い梅雨が明けた途端に「猛暑」です。昨日は鳴き始めたセミも今日は鳴けないみたいです。気温が30度を超えるとセミが鳴きだすと言われていますし、35度を過ぎてしまうと鳴けないんだとか?昨日は30度を超え、今日は35度を超えたのでしょう~本当でしたね!今日は少しだけ聞こえます~それも合唱ではなく独唱で、鳴き声も1分持たずに終了ってところです。「暑いですよ!」外を歩くのは勇気のいることで、10分も歩いているとマスクのせいでか、「死にそうです!」。大袈裟ですかね~子供のころ東京でセミ取りと言うと「ミンミンゼミ」で、神社などのケヤキの木の高いところ(子供なので高く感じたのですね)にとまって鳴いているので、長い竿の網か、竿の先にモチ(ねばねばの樹脂)をつけて捕っていました。奈良に住み始めたころ、長男と奈良公園にセミ取りに行った際、笑い話でした~長い竿の網を持っているのは我々だけで、周りは手ぶらでした。それもその筈、子供でも手が届く高さにウジャウジャと表現できるほどのセミがとまっていて、手掴みで取れたんです。あまりにも簡単に大量に捕れてしまうと、面白くないんですね~すぐセミ捕りは止めになりました。関西には、ミンミンゼミはいないんですね!今、我が喫茶去庵の周りや古墳の森で鳴いているのは、クマゼミとアブラゼミのようです。ミンミンも煩かったですが、これらは更に煩いです!我が庭のあちらこちらには抜け殻が大量に、恰も標本の様に、草の根本から、アジサイの葉裏、椿の木の幹、枝、ところ構わず脱ぎぱなっしになっています。 セミの前に煩かったのは、田植え後の田んぼに集合した「カエル」です。夜になると一斉に鳴きだします。夜行性なので仕方がないのかもしれませんが、床に就く頃に、更に気になるように「ケロケロ・・・」良くこれほど沢山のカエルが集まって鳴くのだろうと、眠れなくなります。二週間ぐらいの繁殖期にオスがメスを呼ぶため一斉に鳴くのだそうです。アマガエルですかね~?雨の多い時期に、田んぼに水が入る頃に、繁殖期になるんですね!カエルの婚活も短い時期だけなので大変ですね。そういえば、この辺りのカエル達は2週間の繁殖期が終わったのでしょうか?鳴かなくなりました~梅雨が明けたと思ったら鳴かなくなりました。それとも、雨が止んで「水」との縁が切れたのでしょうか?カエルも35度を過ぎると鳴かなくなるとのことですから、それですかね?何だか、虫や両生類やらは気温35度が「熱中症」の界なのですかね~「蚊」もやはり、35度を過ぎると血を吸わなくなるようですよ!35度以上はとても辛いのですが、私、「極度蚊に刺され症」にとっては有難い気温なのです。これからも、35度を過ぎる酷暑が続くのでしょうね、コロナも35度を過ぎると感染出来なくなると良いのですが・・・・・コロナの終息を祈るばかりです。

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喫茶去庵日記7月7日

今日は7月7日七夕です。七夕は中国が起原の日本の祭りです。天の川に隔てられた「織姫」と「彦星」が年に一度だけ逢える日ですが、奈良は朝から梅雨空、午後からは酷い土砂降りなっています~今夜は星空も天の川も見られず、二人も逢うことは叶わないのでしょうね。韓国では、七夕には絶対に雨が降ると信じられているようですよ。七夕は6日と7日の2日間で、6日は二人が一年ぶりに逢ってうれし涙を流すので雨になるとか、そして今日7日も雨が降ると、それは別れを惜しんで涙しているのだと言われているそうです。日本ではそのような話が語られていませんので、早く雨が上がってもらえればと思います。先週末は熱海で豪雨による土石流の災害が発生し、今日も、行方不明者の捜索や復旧作業が続いています。そんな中、松江の方でも線状降水帯による豪雨で災害が予想されるため、最高の5レベルの避難情報も発令される状況になっています。更に大きな災害にならないように祈るばかりです・・・・さて、七夕の時期に行われるお点前があります。この点前は「葉蓋」の点前と言って、裏千家十一代玄々斎宗匠が創案したものです。水指の蓋を梶の葉に代えて「葉蓋」にして運びの点前を行います。昔は七夕の祭りに、梶の葉(7枚)に歌などを書いて星に手向ける風習があったのを基に、梶の葉によって七夕を表したものです。喫茶去庵の茶室「遊心庵」に葉蓋の点前の取り合わせを考えてみました。梶の葉は手に入り難いので、今、大きな葉を沢山つけている「つわぶき」を使ってみました。葉は梶の他、桐、蓮、里芋など大きな葉が使えます。水指は玄々斎宗匠が創案したものは、末広籠(花入)の中に入る受け筒(黒漆塗の曲げに切箔を散らしたもの)を見立てていますが、ここでは少し小さめの赤膚焼のものにしました。茶碗は義山ギヤマン(ガラス)の翡翠(かわせみ)と鮎の絵で涼しく、夏の暑い盛りにはとても涼しげに感じられまると思います。

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喫茶去庵日記7月4日

夏至が過ぎて7月2日から七夕の7月7日までの5日間は半夏生(はんげしょう)の頃になります。雑節の一つで、この頃に半夏生と呼ばれるカタシロクサの葉の一部が白く化粧したようになります。半分化粧したように見えるので半化粧とも言われます。我が家の半化粧は残念ながら未だ化粧が済んでいません~どうしたのでしょうか?もしかすると、期待して毎日私が見ているので、恥ずかしいのでしょうか?半夏生の頃は、一年で最も昼間の時間が長いそうで、いろんなことが出来る可能性がありますね。また、関西では「蛸」を食べる習慣があるようですが、私は知りませんでした。この頃までに田植えを終わらせるので「稲が四方八方根を張り巡らせてしっかり成長するように」とのことだそうです。早速、今夜は大好物の蛸を肴に美味しいお酒を飲みたいものです。さて、そんな半夏生の頃の茶の湯の「道具取り合わせ」を考えてみました。風炉の時期は、いろんな風炉を使って楽しむことが出来ますので、今日は「切掛風炉」にしてみました。土風炉などの様にどっしりとせず、足元の空間が涼しそうに感じます。棚は木地の「溜精棚」(棚の左側は下地窓の様に柄杓の柄で作られています)に、水指は「義山ぎやまん(ガラス)、水玉と草の幾何学模様」を合わせ、茶碗は同じく「義山ぎやまん(ガラス)、笹にホタルの絵(サンドブラスト)」、「洗い茶巾」の形にして更に涼しげに、薄茶器は遠山蒔絵の棗、蓋置は青楓(あおかえで)~今、楓の緑がとても綺麗ですね!、建水は「染付の桶側」、床の花は庭に咲いた「桔梗」で涼しげと紫の気品を!さあ~どうぞお点前を!お客様か茶道教室の生徒もお点前してくれると良いのですが・・・・・

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