月別アーカイブ: 1月 2022

喫茶去庵日記1月28日

もう1月も終わりですね~ついこの間、新年が明けて「おめでとうございます!」初詣はいつものように春日大社、御霊神社さんから大安寺さんへ良いお参りでした~!4日から皆さんご出勤、喫茶去庵も一応、営業始め|最初のお客様はなんと三名の親子連れがお茶会を体験して下さいました~!さあー頑張るぞ!って言っているうちに、初稽古も始まって、松の内が過ぎてお飾りを外すと途端に、何もない普通の日常がやってきました。それでも、22日は「若草山山焼き」23日は「大安寺のがん封じ笹酒」があって、少し気分が正月に逆戻りしたような?でもでも、もうこの週末は1月の終わりです。 大和文華館で「日本のやきもの」~縄文土器から近代京焼まで~の特別企画展が開催されていて行ってきました。縄文土器に始まり弥生、そして、土師器、須恵器、六古窯と日本のやきものの基礎が出来上がり、中世に至って茶の湯に大きく影響され「茶陶」が生まれます。その後の京焼を初め各地の国焼が広がりを見せてくる~日本のやきものの足取りが良く判る展示でした。これに加え、東洋陶磁美術館に行けば、日本を取り巻くやきものの全てが理解出来るように思いました。大和文華館は蒐集家や企業名が美術館名になく気に入っていますが、蛙股池を前にした小高い丘上に建つ館を巡るように庭には木々や草花が沢山植えられていて、手入れも行き届いて、とても癒されます。残念ですが、梅もチラホラ、蝋梅も少しだけ花がついているだけでしたが、真冬の寒々としたものは感じませんでした。これから春を迎え暖かくなってきたら、どのようなお庭になるのか楽しみですね!

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喫茶去庵日記1月7日

1月7日は「七草」、正月の間に食べたお節やお酒などで痛めた胃の負担を軽くするなどの意味で「七草粥」を食べる習慣があります。当然のことながら、これらも中国大陸からやってきたものでしょうが、日本でも長く続いていることから、我々にとってとても良いことなのだと思います。草々、当庵でも「七草粥」をいただきました。確かに、滅茶苦茶美味しいという訳ではありませんが、野菜大好き人間の私にとっては何とも味わいのある食べ物です。それに、長い間、風習として続いてきたものと思うと、何やら神秘的なものを感じ、胃の中から身体全体にぴしっとした感触が伝わってくるような気がしました。七草は、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草」って覚えるんだそうですが、野菜になっているものと、野べにある野草の集まりです。最近では「七草粥」用に栽培されているものを食べているのですが、基本的には田んぼや畑に生えてくるものですから、食用には問題なく、身体にも優しく良いものだと思います。 神秘的なものを食べた後は、毎年ではありませんが正月三が日の後でお参りしている生駒山の「宝山寺」に行きました。宝山寺へお参りする時はほぼ毎回のように境内には雪が残っていることが多いのですが、今年は温暖化なのでしょうか?全く雪の姿も凍ってもなく、いつも滑ってしまう石畳や石段もスムースに歩くことが出来て、ついつい、多宝塔、大師堂から奥の院へと足が向いてしまいました。多宝塔から見下ろす伽藍や木々の向こうに生駒市街、その先に春日の山々が見渡せてとても良い気分になれました。聖天さんの裏に岩壁のようにそびえる岩山に岩窟の般若窟が見えて、その中に「虚空蔵菩薩像」が座しています。役行者や弘法大師、湛海律師などがここで修行したとのことです。このような実際に修行をした場所を見ると、自ずと手を合わせてしまうのはなぜでしょうか?神や仏と出会うと、突端に手が自然に動いていきます。不思議なものですね!今年も、元旦の初詣に始まり今日の宝山寺、とても神聖で身体が清められたように感じます。来年は、往復石段の参道を歩いてお参りしようと思います!?(凄い決意です?無理でしょうね~駐車場から奥の院までの石段だけでもかなり足にきました!)

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喫茶去庵日記1月1日

あけましておめでとうございます。今年元旦の「喫茶去庵日記」が正月早々Facebookに出張してしまいましたので、HPへの掲載が遅くなってしまいました。 PCの左側には気に入っている柳生焼の杯を据えてパソに向かっています。「雑々草」風に言えば、「雑々なるままにひぐらしPCに向かいて・・・・」ってな感じでしょうか?それにしても、新しい年2022年は素晴らしい年になる予感がしましたね~早朝、初詣に行かんと眠たい目をこすって家を出ると、何と小雪が降っているではありませんか!道には真っ白な雪が少し積もって、これぞ「行く道を清める」ではありませんか~凄い!俄かに今年の運命を決めるがごとく行き先を天が清めてくれています。しかし、ノーマルタイヤは少し怖い!えーいっままよ!って粋がって出発「門出!」真っ暗な中、春日大社にお参りせんと「下の禰宜道」に入ろうとすると、三頭の親子連れの鹿が私の目の前に現れ、大社の方へ案内するかのように前を歩んでいきます!~これぞ神の使いが私を導いてくれているのだと感じました。春日大社はこの時間帯、空いているのが例年ですが、コロナが幾分下火になった影響でしょうか、少しだけいつもより人出が多く感じました。それでも、賽銭幕の前は10人前後、独り占め風の参拝を済ませ一路ならまちの「御霊神社」へ、ここでも、不思議が~柏手を打って願い事を心の中で呟いていると、何と~神坐の後ろから藤井宮司さんが現れて「お早いお参りで、おめでとうございます!」とお声を掛けてくれました。これぞ神に願いが届いた証拠と喜んで、例年、お参りする最後の「大安寺」さんへ急ぐ、鳥居を後にご挨拶して出ると、東の空に大きく輝く日の出が眩しく私の目の中に入ってきました~これも奇跡の御来光!大安寺さんはいつもながら、お参り人の数は少ないが、皆真剣に手を合わせ何かを念じているような敬虔な参拝者が多いお寺さんです。本堂前で線香と蝋燭に火を灯し手を合わせて「南無大師遍照金剛」を唱えて目を開けると、そこに本堂で御祈祷を行う河野良文貫主さんが~またまた奇跡のめぐり合わせ~こんなことがあって良いものか?正月元旦の初参りに貫主さんとお会い出来るなんて!ご挨拶が終わると「ちょっと待って!」と一言、竹に入った笹酒を手に「どうぞ!」がん封じの笹酒、ありがとうございます。家に戻るや神棚(茶箪笥の上に作った立派なもの?)に~あ~やっぱり、今年は良い年になるんだと、一人で悦にいっている自分が不思議に思えて・・・・例年正月を迎える花は玄関前の外に生けるのですが、今年は大晦日に風が強かったので玄関内へ~松竹梅、万両、千両、南天に水仙とお祝いの物を、全て、いつものように我が庵の庭や御陵さんの濠端や野にあるものをいただき生け込んだもの、茶室には、勢い余って切ってしまった「万両」とお軸は「松樹千年翠」茶床の飾り「結び柳」と虎の香合を床に据えて「今年こそは、良い年になるように!」と祈りました!これって、「初夢」?

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